実践

【想定外の出費】屋外でのティラピア越冬で起きたこと5選

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アクアポニックス歴4年の愛好家、ふぁんです。

「ティラピアを養殖して食べたい!」と思い、アクアポニックスをやっています。

私のブログでは趣味でアクアポニックスを楽しみたい人に向けて、実践ノウハウの解説を行っていますので、興味がある方はご覧いただけると幸いです。

今回は屋外でのティラピアの越冬について、私が経験したことをまとめました。

季節外れですいません。次の冬に向けて参考にしてください。笑

ふぁん

この記事はこんな人にオススメ!

  • 屋外でヒーターを使って魚を飼育したい人
  • ティラピア飼育を検討している人
  • 冬の水槽管理を知りたい人

さて越冬を終えての個人的な感想を言います。

「めっちゃ疲れたわ〜」

それは水温を維持するのに手を焼いたからです。

冬の最重要課題は【水温維持!】

これは誰でも想像できますよね?

気温が0℃近くに下がり、風も冷たく、凍結する…。

そんな寒さの対策は簡単ではありません。

例えば水槽用のヒーターが設定温度のとおり水温を維持しなかったです。

「メーカーにクレームだ!」

いや、そもそもヒーターの屋外利用は推奨されていません。

「ぐ…、ちくしょ〜」

私は試行錯誤しながら、ティラピアの屋外越冬を行いました。実際にやったからこそ、課題やどう対策すべきかが分かってきました。

皆さんに役立つ情報があれば幸いです。

冬に行った寒さ対策5選

まず冬の寒さ対策として下記の5点を実施しました。

  • 水中ポンプを外し、水槽と野菜ベッドを分断する
  • 波板で水槽の上面を完全に覆う
  • ヒーターを2つ設置する
  • 水量は約70ℓにする
  • エアーポンプはろ過フィルター付きを使用する

水槽と野菜ベッドがつながっていないので、アクアポニックスでは無い状態ですね。

なぜこれらの対策を行ったのか、より詳しい体験談はこの記事で確認できます。

ティラピア飼育の寒さ対策
アクアポニックスの水温が下がる原因と寒さ対策5選|ティラピア飼育で実践! こんにちは、ふぁんです。 3年間の屋内アクアポニックスを経て、屋外でティラピアの養殖に挑戦中です。 前回の記事では...

越冬対策を行った上で起きた出来事5選

対策を行った上で、実際に起きた出来事を紹介します。

電気代が前年の3倍になる月もあった

2021年の夏からティラピアの飼育を始め、寒くなってきてからは水槽用ヒーターを使用しました。そのため、月々の電気代は上がっています。

11月から4月までの半年間について、過去3年分の電気代を比較したグラフがこちらです。

12月や1月は前年の約3倍。1〜3月の電気代は、20,000円を軽く超えています。

これは家計を圧迫しました。もちろんヒーターだけの要因ではないと思います。

しかし今後、ロシア問題などで電気代が高騰する可能性があるので、何か対策を講じないといけません。

それは「保温」ですね。プラ舟の熱が逃げないようにする対策です。

プラ舟の全面を囲む(ビニールハウスや発泡スチロールや毛布など)のが1番有効だと思います。

毛布をプラ舟の上面に被せると保温性は格段にアップしました。

設定温度を維持できずに水温が下がった

路面が凍結するような寒い環境でも、屋外飼育を継続しました。屋内に移動させることもできたのですが、寒い環境で魚を移動させるのも危険だと思って断念。

屋外でヒーターの設定温度を35℃(最大)にしておけば、実際の水温は30℃くらいを維持しました。

気温が氷点下になると、25℃くらいまで水温が下がりました。

結果的にはティラピアの適温の範囲で水温が変化したので良かったです。

ただし、やっている時は水温がどこまで下がるのかが分からず、不安で夜に水温チェックをすることもしばしば。

一度水温が下がると上げるのに苦労します。そのため設定温度はずっと35℃で冬を乗り切りました。

ヒーターが故障していた

2台設置していたヒーターの古い方が故障しました。

普段と変わらない気温なのに、水温が少し下がったのが気になり、2台のヒーターを触ってみて発覚。

故障は仕方ないことですが、電源が入っていて一見作動しているように見えるので、定期的なチェックは必要ですね。

幸いにも少し暖かくなって来ていた時期だったので、この冬は1台で乗り切れました。

次の冬に向けて1台ヒーターを購入しようと思います。

ティラピアが2匹リタイヤ

あまり成長していなかったティラピア2匹が3月に急死。

他の魚に影響が出ていないので、感染するような病気ではなかったです。

エサ食い競争に負けていた可能性は高いですね。

個体差は気になってはいたものの、「そのまま生きていければいいな」と甘い考えでした。本来なら別水槽で生かして、大きく育ててあげるべきだったと思います。

野菜はほとんど放置(イチゴは生きていた)

野菜ベッドのフダンソウやニンニク、イチゴ、ワサビについてです。野菜には2週間に1回、水道水やプラ舟の水をあげました。

それぞれの野菜は下記のとおりの結果となりました。

  • フダンソウは緩やかに成長した。
  • ニンニクは虫がついて、成長しきれず断念。
  • イチゴは寒さにも耐え、花が咲くなど越冬できた。
  • ワサビは葉の色が薄くなり、残念な結果に…。

ほとんど放置状態でしたが、イチゴは無事に冬を越せて、ホッとしています。

ワサビは再挑戦したいです。

最近、新たな野菜を植え始めたので、また次回の記事で紹介しますね。

【まとめ】冬にアクアポニックスをしないのか?

この冬はアクアポニックスを分断したため、シンプルなティラピア飼育になっていました。

  • 冬もアクアポニックスをやるのか?
  • ティラピア以外でする?
  • 冬の経験を活かしてティラピア養殖を続けるべきでは?

葛藤しているのは事実ですが、趣味アクアポニックスで結果を出したいので頑張ろうと思います。

電気代が理由で辞めてしまえば、今までが無駄になってしまいますし…。

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今回もご覧いただき、ありがとうございました。