「アクアポニックスをやってみたいけど、どうやって始めれば良いのか分からない」
そんな悩みをこの記事で解決します。
こんにちは、ふぁんです。
4年間、アクアポニックスを実践し、現在は屋外でティラピアを飼育中です。
「趣味のアクアポニックスを広めたい」と思い、ブログを書き始めた私ですが、実は株式会社アクポニ様から依頼を受けて、公式ホームページに記事を執筆したことがあります。
こちらの記事です。とても重要なことをお伝えしていますので、良かったらご覧ください。
【初心者必見】家庭用アクアポニックスで起こる問題と対策について
さて、本題に入ります。
今回はアクアポニックスの始め方を解説します。
結論を言うと、アクアポニックスの始め方は2ステップです。
- アクアポニックスの仕組みや特徴を学ぶ。
- 魚や植物、使う道具、設置場所を決める。
この2点を確認すれば、スムーズにアクアポニックスを始めることができます。
詳細を別記事で確認できるようになっていますので、良かったらそちらもご覧ください。
それでは解説していきます。
アクアポニックスの仕組みや特徴を学ぶ
まずアクアポニックスの仕組みや特徴を学ぶ必要があります。
最低限の基礎知識を知っておけば、失敗を防げるからです。
ここでは要点のみをお伝えします。
- アクアポニックスは水耕栽培と魚飼育を一緒のシステムで行う。
- 魚のフン(アンモニア)は有毒なので、無害な硝酸塩に分解する必要がある。
- アンモニアを硝酸塩に分解するのは微生物の働きである。
- 硝酸塩は植物の栄養として根から吸収される。(キレイな水が水槽に戻る。)
- 微生物は水槽に水を入れて約1ヵ月すれば、十分発生する。
「要点だけじゃ頭に入ってこない」「もっと詳しく知りたい」という方は、こちらを確認してください。
アクアポニックスって何?仕組みや特徴、メリット・デメリットを解説
5点目の「微生物は水槽に水を入れて約1ヵ月すれば、十分発生する」については、あまり知られていない情報です。
微生物が発生しないまま魚にエサやりを行うと、すぐに水質が悪くなります。
私は経験から学びました。(大失敗)
水槽立ち上げ時の失敗談の記事は、ぜひ読んでほしいです。
実践前に知っておけば、皆さんは失敗を防ぐことができます。
失敗の教訓として「エサやりは慎重に行い、はじめは水づくりをしっかり行うこと」を学びました。
アクアポニックスに関する基礎知識を書籍で学びたい方は、こちらがオススメです。
アクアポニックスの基礎知識を学んだら、次のステップに進みます。
魚や植物、使う道具、設置場所を決める
アクアポニックスの始め方の2ステップ目は、魚や植物、使う道具、設置場所の4点を決めることです。
「どのようにアクアポニックスをやりたいのか」を整理します。
例えば、「魚は金魚を5匹くらい飼いたいな」と思うのであれば、小型キット(水槽サイズ40ℓ以下)で実践できます。
一方で「ティラピアを養殖したい」と考えれば、中型キットやDIYで大きな水槽を準備する必要があります。
あくまで一例ですが、何を優先するかでアクアポニックスのやり方は異なります。
アクアポニックスで栽培できる植物については、この記事で確認してください。
【一覧で紹介】アクアポニックスで栽培できる野菜やハーブ、観葉植物
次に設置する場所をどこにするかです。
「玄関にしか設置できない」などと、設置場所が限定される方が多いのではないでしょうか。
そのような場合は、設置場所に合う水槽を選びます。また設置場所が、育てたい植物や魚に適した環境なのかを確認します。
それは日中に暗いと、植物が育たないからです。ただし足りない光は、LEDライトで補うことができます。
魚は水温変化が急に起こると弱わってしまうので、直射日光が当たらない環境が良いです。
このように植物と魚のそれぞれにとって良い環境が異なるので、設置場所の選び方は難しいです。
「設置場所をどこにすれば良いのか分からない…」という人は、この記事をチェックしましょう。
最後に私が使用しているアクアポニックスキット(アクアスプラウトSV)を紹介します。
最大の特徴は水槽が40ℓと小型キットの中では大きいため、金魚や熱帯魚などの飼育に適しています。
野菜ベッドには6苗ほど栽培できるので、アクアポニックスで野菜の収穫を楽しむことができます。
「他の商品はどうなの?」と思う人もいるでしょう。
商品を選ぶ際のポイントは、小さな水槽は避けることです。
水槽が小さくなればなるほど、水質が安定しづらくなり、飼育が難しくなるからです。
【小さな水槽では飼育が難しい理由を例えで紹介】
20ℓと40ℓの水槽に、同数の金魚を入れた場合、フンの量は同じですね。
しかし、20ℓ水槽のアンモニア濃度は40ℓ水槽の2倍になります。
小さな水槽ほど、アンモニアの比率が増えるので、管理が難しいんです。
過密飼育を避けて余裕を持った飼育をするためにも、大きい水槽を使った方が良いです。
アクアスプラウトSVについてはこちらで詳しく解説しています。
アクアポニックスの疑問や悩みを解決します!
今回はアクアポニックスの始め方を2ステップで解説しました。
- アクアポニックスの仕組みや特徴を学ぶ。
- 魚や植物、使う道具、設置場所を決める。
アクアポニックスの基礎知識を事前に学び、どこで実践するのが良いのかをお伝えしました。
設置場所は自宅環境で異なるので、よりよい場所を探してみてください。
実際にやっていく中で疑問も出てくると思います。
このブログではアクアポニックスの疑問や悩みを解決できるように情報を発信していますので、良かったら他の記事もご覧ください。解決のヒントになれば幸いです。
以上!ご覧いただき、ありがとうございました。