こんにちは、ふぁんです。
私は3年間アクアポニックスを実践してきました。
1カ月前(10月初旬)から、屋外でアクアポニックスを始めています。
ティアピアを飼育しながら、サニーレタスやイチゴなどを栽培中です。
今回は、水槽を立ち上げてからの1カ月間でティラピアや野菜がどのくらい成長したのかをお伝えします。
この記事の結論です。
- ティラピア
- 3㎝前後から5~10㎝弱に成長した。
- 体長に個体差が出てきた。
- 野菜
- 野菜がうまく育たない。
- イチゴは順調に育っている。
- 水質
- 立ち上げ3日目までは不安定だった。
- その後は安定した。
それぞれの詳細をまとめています。
ふぁんのアクアポニックスの基本情報
まずは設置場所や日々の作業についてお伝えします。
中型キットの設置場所や環境
設置場所や環境は以下のとおりです。
- 屋外(直射日光あり、屋根あり、雨なし)に設置
- 南向きで日光が良く当たる
- ヒーターで水温を27℃に設定
- プラ舟の水は70ℓ~100ℓほど
- エアーポンプは無い(途中で撤去した)
- 波板で猫や鳥の対策
エアーポンプは取り外しました。パイプから落ちる水がしぶきをあげているので、酸素は十分です。
今のところティラピアに酸欠の症状は出ていません。
日々の作業
ティラピアへのエサやりや水を足すこと、水質検査の3つです。
エサやり
平日は朝1回、休日は朝・昼・晩の3回あげています。市販のコイ用のエサを細かく潰したものです。
水を足す
プラ舟の水が少なくなったら足しています。1カ月で30ℓを4回、入れました。
カルキ抜きを行い、ヒーターで27℃にした水です。
思ったより水の減りが早いのは、野菜が吸収しているだけでなく、蒸発も多いからだと思います。
水質検査
この1カ月の水質は安定しています。
立ち上げ3日目は硝酸塩や亜硝酸塩に反応(ピンク色)がありました。
おそらく以前の飼育水(汚い青水)を使用したからです。
その後、8日目には反応がなくなり、21・33日目も水質は良かったです。
亜硝酸塩(魚に有害)が全くないので安心しています。
硝酸塩は魚にほとんど無害なので問題ないですね。
今後はエサを増やして、水質に変化が出るかを確認します。
ティラピアの成長について
ティラピアの体長が5~10㎝とバラつき始めました。
現状対策はしていません。このまま経過を観察します。
野菜の栽培について
野菜の成長が良くありません。
それは栄養不足が原因です。
アクアポニックスは魚のフン(アンモニア)を微生物が硝酸塩に分解して、それを植物が栄養として吸収します。
立ち上げ時は微生物が十分発生していないため、栄養が少ないのです。
「アクアポニックスを立ち上げたばかりの時は、野菜がうまく育たない」と言われていますが、その通りの結果でした。
私は立ち上げから1週間後に野菜を植えています。
内訳はサニーレタスとイチゴ、水菜が2苗、白菜と春菊が1苗です。
2週間遅れて、ワサビを追加しました。
では具体的にどんな状態かを見ていきましょう。
まず典型的な失敗例の白菜です。
葉が白くなっていて、成長できていません。
このまま育ててもイマイチなので、別な野菜を植えるつもりです。
サニーレタスや水菜、春菊も成長はしているものの色が薄いです。
サニーレタスは3週間経っても、ほとんど成長していません。
葉色は良い方なので、このまま栽培を継続します。
水菜は白くなったり、枯れてしまったりと、あまり良くない状態です。
成長できている箇所も見受けられるので栽培を続けます。
一方でイチゴは大きく成長しました。
2株とも順調です。
新しい葉が増え続けています。
立ち上げ時の水(栄養が十分でない)でも育ったイチゴ。
良い情報を得ました。
今後もしっかり見守ります。
最後にワサビです。
植えたばかりの時は元気がなかったのですが、少しずつ持ち直してきました。
根付くまでは、根元に水をあげました。
現在はキレイな葉が育っています。
収穫が楽しみです。
まとめ(アクアポニックスの循環が回り始めた)
アクアポニックスを立ち上げてからの1カ月間、水質は安定していました。
イチゴが順調に育つ一方で、野菜の成長が悪かったです。
今後はティラピアへのエサやりを増やし、水質に影響が出るかを確認します。
また新たな野菜を植えて、しっかり成長するかを観察します。
水質が安定して、野菜が成長すれば、アクアポニックスの循環が回り始めた証拠です。
「冬場のアクアポニックスがどんな展開を迎えるのか」について今後も発信していきます。
以上!ご覧いただき、ありがとうございました。