こんにちは、ふぁんです。
金魚飼育を8年、アクアポニックスを3年やってきました。
現在は金魚を飼いながらサニーレタスや水菜、バジルなどを栽培・収穫しています。
今回は「水質が悪くなったらやるべきこと7選」について解説します。
私はアクアポニックスを始めたころ、金魚を死なせてしまったことが何度もあり、通常の金魚飼育とは違ったアクアポニックスの難しさを痛感しました。
なぜ金魚が長生きできなかったのか。
その原因の1つは水質悪化です。まずは水質を悪化させないために、アクアポニックスの仕組みを理解して対策を行うことが重要です。
もしそれでも水質が悪くなってしまったときは水質改善を行います。
この記事は以下の人にオススメ!
- アクアポニックス初心者
- 魚が長生きせずに悩んでいる人
この記事を見ることで、水質が悪化した時の対策を学ぶことができます。実践的な内容になっていますので、参考にしてください。
水質が悪くなったらやるべきこと7選
誰でも実践できます。
- 水替えを行う
- 野菜の数を増やす
- 魚の数を減らす
- バクテリアを入れる
- 水温を25℃~30℃にする
- 酸素をたくさん供給する
- ヤマトヌマエビやタニシを入れる
1つずつ解説していきますが、その前に「どうして水質が悪くなるのか」を確認しておきましょう。
どうして水質が悪くなるのか
水質が悪い理由は、微生物の働きが弱いからです。
有害なアンモニアや亜硝酸塩を無害な硝酸塩に変化させるのが微生物です。
微生物の働き以上にアンモニアや亜硝酸塩が増えてしまうと、水質は悪くなります。
微生物は水槽の水に始めからいるわけではありません。水槽を立ち上げてから徐々に増殖します。
1か月ほど経ち微生物が十分発生すれば、水質はあまり悪化しないです。「微生物が1か月ほどで発生すること」について、ピンと来ていない人はこちらも確認してください。
では対策7つを確認していきましょう!
①水替えを行う
水質が悪いので、水そのものを入れ替えるのが1番手っ取り早いです。
合わせて水槽の掃除をしても良いですね。
ただし野菜ベッドや水槽を全てキレイにしてしまうと、微生物を0から発生させる必要が出てきます。
水替えは作業自体が大変ですし、また1か月微生物を待つとなるとちょっと気が遠くなります。
以上を踏まえ、水は全替えではなく、部分替えの方が良いでしょう。
②野菜の数を増やす
硝酸塩を野菜に吸収させて、水をキレイにすることが狙いです。
作業は苗を準備し、根の土を洗い流して植えるだけです。
③魚の数を減らす
魚を減らせば排せつ物(アンモニア)が少なくなるので、水質改善につながります。
でも魚を減らすのは飼育者として、あまりしたくないですよね?他の対策を実施しても効果が見られないときに行うと良いでしょう。
④バクテリアを入れる
市販のバクテリアを入れます。
アンモニアや亜硝酸塩をスムーズに分解してくれるからです。バクテリアを水槽に入れるだけなので、手間もかかりません。
⑤水温を25℃~30℃にする
これは微生物に働きやすい環境づくりのためです。
20℃~37℃で微生物は有機物を分解します。魚や野菜を考慮し、水温を25℃~30℃に保つと良いでしょう。
⑥酸素をたくさん供給する
微生物は酸素を使って有機物の分解を行います。
酸素は植物の根や魚の呼吸に使われるので、微生物にも行きわたるようにしたいです。ただしエアーポンプを強くすると水流が生じて、魚が泳ぐのに疲れてしまいます。
魚の様子を観察しながら、エアーポンプの強弱を調整してください。
⑦ヤマトヌマエビやタニシを入れる
ヤマトヌマエビやタニシは水槽内のコケやフンを食べるので、水をキレイにします。
魚はヤマトヌマエビを食べてしまうことがあります。なるべく大きなエビを飼いましょう。
タニシなら食べられる心配はほとんどないです。
まとめ(微生物や植物、魚に良い環境を作る)
水質が悪くなったらやるべきこと7選を紹介しました。
- 水替えを行う
- 野菜の数を増やす
- 魚の数を減らす
- バクテリアを入れる
- 水温を25℃~30℃以上にする
- 酸素をたくさん供給する
- ヤマトヌマエビやタニシを入れる
7つ全てを実施する必要はないです。
皆さんが取り組みやすいことを実践してください。
アクアポニックスは微生物、植物、魚のバランスで成り立っています。
「微生物、植物、魚に良い環境を作るにはどうすれば良いのか」と考えながら実践すれば、自ずと水質は良くなります。
この記事が皆さんのアクアポニックスに役立てば幸いです。
以上!ご覧いただき、ありがとうございました。