こんにちは、ふぁんです。
私は金魚飼育を8年、アクアポニックスを3年やってきました。
現在、ティラピアの養殖に挑戦中です。
今回はアクアポニックスのメンテナンス7選について解説します。
アクアポニックスのメンテは専門的なものではありません。誰でもできる作業です。
この記事は以下の人にオススメ!
- アクアポニックスを始める前に、どんなことをするのか知っておきたい人
- アクアポニックスをやっていて、うまくいかずに悩んでいる人
この記事を見ることで、アクアポニックスのメンテを具体的に学べます。
「毎日やること」と「定期的にやること」の2つに分けて確認します。
毎日やること(アクアポニックスのメンテ3選)
毎日やることは、たったの3つです。
- 魚の観察やエアーポンプ等の動作確認
- 魚にエサをあげる
- 植物に光を当てる
難しいことはないですね。
それぞれ見ていきます。
魚の観察やエアーポンプ等の動作確認
魚と機器の確認を行います。
「魚が元気のない泳ぎ方をしている」「体にできものがある」などの場合は、早めに別な水槽に移して塩水浴などの対応をします。
※塩水浴とは飼育水の塩分濃度を魚の塩分濃度と同じにすることで、浸透圧調整に体力を使わせないことです。
金魚であれば0.5%の塩水が最適です。(魚にとって多少異なります。)
魚の観察と合わせて、使用しているエアーポンプや水中ポンプ、ヒーターなどの機器が故障していないかをチェックします。
魚にエサをあげる
たくさんエサをあげて、どんどん成長させたいですが、あげ過ぎはダメです。
1日に2~3回、3分ほどで食べきれる量にします。回数や量を抑えれば、魚は消化不良になりにくいです。
もし食べ残している時は、ネットで回収してください。残ったエサは水質を悪化させるからです。
自動給餌器(魚にエサをあげる機器)も市販されているので、手間を減らしたい方や長期不在が多い方にはオススメです。
植物に光を当てる
3つ目は植物に光を当てることです。
1日におおよそ6~7時間、植物に光を当てる必要があります。日光の当たらない屋内であれば、植物用のライトを使用しましょう。
定期的にやること (アクアポニックスのメンテ4選)
定期的に行うことが4つあります。
- 水質チェック
- 水槽に水を足す
- 水槽の掃除
- 野菜の収穫と苗の追加
毎日やること同様、こちらも難しいことはありません。
水質チェック
1つ目は水槽の水質チェックです。
水質を悪化させてしまう原因の1つに、魚の排せつ物があります。排せつ物は魚にとって有害です。
アクアポニックスでは微生物の働きで排せつ物を栄養に変化させ、植物が吸収します。そしてきれいな水が水槽に戻る、ということの繰り返しです。
この循環がうまくいってるのかを確認しなければいけません。
もし微生物の働きが鈍かったら、魚は弱ってしまう可能性があるからです。
水質を確認するためには検査試験紙を使います。
水槽の水に試験紙を浸して、約1分で水質をチェックできます。
アクアポニックスの水槽を立ち上げたばかりなら、3日~5日に1回は検査したいです。
水質が安定するには、立ち上げから約1か月ほどかかります。
安定してからは1週間~2週間に1回の検査を行います。
水槽に水を足す
2つ目は植物が吸収した分や蒸発した分の水を水槽に入れることです。
用意する水はカルキ抜きを行い、水温を水槽と合わせます。アクアスプラウトSVでは10日に1回、5ℓの水を加えています。
水槽の掃除
3つ目は水槽の掃除です。
具体的に何をやっているのかというと、私はコケ掃除だけです。
暑い時期は2~3週間に1回のコケ掃除をします。冬はほとんどコケが発生しないので、何もしませんでした。作業時間は長くて30分なので、そこまで負担にならないです。
野菜の収穫と苗の追加
育てた野菜を収穫したら、すぐやることがあります。
それは新たな苗を植えることです。
野菜が減ったままだと、水中に硝酸塩が増えて魚が過ごしにくくなるからです。
補足ですが、苗はキレイに洗って土を落とす必要があります。
土が残ったままだと根がくさるからです。
魚にも影響するので丁寧に作業しましょう!
まとめ(工夫すれば手間を減らすことができる)
アクアポニックスのメンテナンス7選について解説しました。
アクアポニックスは一般的な水槽の魚飼育と比較すれば、管理は楽です。
それは水替えが不要だからです。
苗の追加を面倒だと思う方は多いと思います。解決策としては、「砂地に種を植えて、苗を作る」「観葉植物やハーブを植える」などの方法があります。
砂を使えば、根を洗うのは容易です。
観葉植物やハーブは長期間栽培できるので、植替えの頻度を減らすことができます。もし良かったら検討してください。
以上!ご覧いただき、ありがとうございました!