こんにちは、ふぁんです。
私は金魚飼育を8年、アクアポニックスを3年やってきました。
多くの方に「アクアポニックスを気軽に楽しんでほしい!!」と思い、ブログを書いています。
今回はアクアポニックスで栽培できる野菜やハーブ、観葉植物、花などをまとめて紹介します。
また野菜を育てるのに必要な3要素(日光、栄養、水)について、アクアポニックスに特化して解説をします。
【一覧表】アクアポニックスで栽培可能な野菜やハーブ、観葉植物、花
アクアポニックスで栽培可能な野菜やハーブ等を一覧表にまとめました。
まとめと言っても、「書籍やウェブサイトで確認できたもの」という位置づけです。
アクアポニックスは工夫次第でほとんどの野菜を育てることができます。
参考程度とご理解いただけると幸いです。
【葉茎菜類】
リーフレタス、レタス、サンチュ、ホウレンソウ、スイスチャード(フダンソウ)、ハクサイ、水菜、小松菜、空心菜(ヨウサイ)、セロリ、からし菜、葉ネギ、小ネギ、チャイブ、ミツバ、ケール、シソ(大葉)、ブロッコリー、カリフラワー
【果菜類】
トウモロコシ、トウガラシ、ピーマン、オクラ、トマト、ミニトマト、キュウリ、ゴーヤ、ナス、ハヤトウリ、エンドウ、インゲン、メロン、スイカ、イチゴ、ブルーベリー、パッションフルーツ、パパイア、バナナ
【根菜類】
高麗人参、ニンジン、ダイコン、ショウガ、ラディッシュ、ビーツ、ワサビ、ウコン
【ハーブ類】
コリアンダー(パクチー)、イタリアンパセリ、ルッコラ、クレソン、バジル、ミント、フェンネル、ディル
【観葉植物】
アグラオネマ、ガジュマル、ポトス
【花】
チューリップ、ナスタチウム、バラ、菊
(以下、参考書籍)
『アクアポニックス実践マニュアル』著者:ロレーナ・ビラドマ、フィリップ・ジョーンズ 翻訳兼監修:株式会社おうち菜園
※アクアポニックスに関する唯一無二の書籍です。
様々な視点からアクアポニックスを学ぶことができます。
(以下、参考ウェブサイト)
アクアポニックス野菜の種類【完全版】ハーブから観葉植物まで | AQUAPONICS(アクアポニックス) – さかな畑 –
栽培研究が進んでいるので栽培できる野菜は増えていくでしょう。
知らない野菜もあるな~
うむ!種類がたくさんあって、どれを育てるか悩むね
私はイチゴが食べたい!
「分かった!」と言いたいけど、作るの難しいんだ
え~そうなの!?
「栽培可能」なだけで、誰でも簡単に作れるって訳じゃないんだよ
実のなる野菜は育てるの難しそう…。
そうだね。植物が育つには日光や栄養、水などの環境を整える必要もあるんだ
それは理科で習ったね、20年前くらいに。笑
野菜の成長に必要な3要素をこの機会にザっと見ておこう!
うわー!座学キライ!イチゴ食べたい!
野菜の成長に必要な3要素
野菜栽培の難易度は育てる野菜で違います。野菜を育てる技術や経験、知識が必要です。
そもそも野菜の成長には「日光、栄養、水」が欠かせません。
アクアポニックスでは水は水槽と野菜ベッドを循環していて、栄養は魚の排せつ物です。
屋内であれば日光の代わりにLEDライトを使用します。設置する場所や気候、作り手の技術など、野菜の成長には様々な要因が関わることは理解しておきましょう。
ここでは「日光、栄養、水」の3つについて、アクアポニックスの視点で説明します。
日光
野菜にとっての最適な光は、育てる野菜で異なります。
一覧表の野菜を抜粋して「強い光を必要とする」「比較的強い光を必要とする」「日当たりが悪くても耐える」「弱い光を好む、強い光を嫌う」の4つに分類して紹介します。
『「主婦の友新実用BOOKS はじめての野菜づくり」 監修:新井敏夫』を参考にした分類です。
- 「強い光を必要とする野菜」「比較的強い光を必要とする野菜」 は直射日光でないと育てにくい。
- 「日当たりが悪くても耐える野菜」「弱い光を好む、強い光を嫌う野菜」 はLEDライトを活用して栽培可能。
それぞれ見ていきましょう!
① 強い光を必要とする野菜
ウリ類、トウガラシ、ピーマン、オクラ、トマト、ブロッコリー、ナスなど
実のなる野菜が多いですね。実のなる野菜は、直射日光などの強い光を好む傾向があります。
② 比較的強い光を必要とする野菜
豆類、キュウリ、ダイコン、ニンジン、ホウレンソウ、トウモロコシ、セロリ、ハクサイ、カリフラワー
ダイコンやニンジンといった根菜、それに加えハクサイなどの葉物野菜もあります。
③ 日当たりが悪くても耐える野菜
レタス、ネギ、ショウガ、イチゴ、エンドウ、ハーブ類
葉物野菜やハーブ類、イチゴなど光が強くなくても育つ野菜はたくさんあります。
④ 弱い光を好む、強い光を嫌う野菜
ミツバ、(ルッコラ、クレソン、イタリアンパセリ、シソ、ワサビ)
弱い光を好む野菜も意外とあります。
※上記のかっこ書きの分は独自調べです。
野菜に合った光の強さを知っておくことで、あなたのアクアポニックスに合った野菜を選びやすくなると思います。
栄養
アクアポニックスで野菜に多くの栄養を与えたい場合、魚がたくさんエサを食べて、たくさん排せつ物を出す必要があります。
しかし過剰なエサやりは魚の体調を崩します。
「ではどのようにエサをあげるべきでしょうか?」
・魚にエサを少なめに与える
⇒【結果】水質は安定し、魚に負荷はかからないが、野菜が栄養不足になり育たない。
・魚にエサをたくさん与える
⇒【結果】水質が悪くなり、魚に影響する可能性あり。野菜は栄養を吸収し育ちやすい。
他の要因もあるため一概には言えませんが、エサの量を調整は難しいですね。
魚の体調を考慮し、少しずつエサの量を増やすなどの対応をしましょう!
水
アクアポニックスは水槽と野菜ベッドを水が循環しているので、野菜の水やりは必要ありません。
必要以上に水をあげると成長を阻害してしまうので、タイマーを使用して水中ポンプのオン・オフを切り替えるのがオススメです。
『1時間を「オンの時間15分、オフの時間45分」とし、24時間繰り返す』など育てる野菜に応じて工夫しましょう。
こうすることで野菜の根に酸素が行きわたり、不必要な水分の吸収を抑えることにつながります。
まとめ
アクアポニックスで栽培する野菜やハーブなどを紹介しました。
いざ実践となると、難易度が高めなものもあります。例えばメロンやスイカは技術が必要です。
育てやすいのは葉物野菜やハーブになります。
色んな野菜に挑戦していきましょう!
以上!ご覧いただき、ありがとうございました!